2022.07.10のYouTube Live”つぼいのまこと”#1の内容を抜粋&まとめて紹介します!
(一部、わかりやすい記事にするため補足をしている部分があります)
太陽光パネル
太陽光パネルを乗せるのにおすすめの屋根材
太陽光発電を乗せてもいい屋根の種類は?
ガルバリウム鋼板の一択です
屋根材の種類には、代表的なもので瓦、カラーベスト、ガルバリウム鋼板の3種類があります
その中で瓦とカラーベストは、太陽光パネルを乗せるための架台をビスで屋根に直接打っていく必要があり、屋根に穴が開いてしまい、雨漏りの原因になります
多くの太陽光パネル取付業者は、ビス周りに雨漏り対策用のコーキングを施すので、雨漏りの心配はないとしています
しかしそのコーキングさえも、800~1000本のビス周りにひとつひとつ施していくため、不十分な箇所が出るのは当然でしょう
それに加えて、屋根は太陽光線を一番浴びる部分のため、紫外線や寒暖差によるコーキングの劣化が進み、2年ほどで意味をなさなくなります
一方、ガルバリウム鋼板は、〈ハゼ〉という屋根材を挟み込む金物を取り付けるので、そもそも屋根に穴を開けることがないので、雨漏りの心配もありません
屋根材の価格は高い順に以下のようになります
- 瓦
- ガルバリウム鋼板
- カラーベスト
太陽光パネルを買うベストな時期
太陽光パネルってこれからもっと性能がよくなるのかな?
いつ頃買うべき?
太陽光パネル自体にベストな購入時期は特にありません
ただ、付属するパワコンの性能は今後もっとよくなるでしょう
太陽光パネルで発電した電気は、〈直流電力〉と呼ばれ、私たちの日常で使用できる〈交流電力〉ではありません
そのため太陽光パネルは、直流電力から交流電力に変換する〈パワーコンディショナー(パワコン)〉と呼ばれる機器とセットで設置することになります
また、発電した電気を溜めておく蓄電池も、多くの人が購入すると思います
電気業界は、5年10年で常識がガラッと変わることが当たり前です
例えば掃除機
1990年代までは、紙パック式が主流
2000年には、ダイソンに代表されるサイクロン式に世代交代
2007年には、全自動お掃除ロボットのルンバが登場
2020年には、スティック型掃除機がシェアの半分を占めるまでに
パワコンは電気機器なので、電力の変換効率がどんどん良いものになっていくことが予想されます
また、電気機器は耐用年数が長くはないので、そのことも相まって結局はパワコンだけ交換することになるでしょう
そう考えると、早く設置しても早く壊れる、遅く設置してもその分遅く壊れる
つまり減価償却期間がずれるだけなので、結論、ベストな購入時期はありません
ただそれらのことを鑑みた上で、ベストな時期を予想するとしたら、バッテリーが安くて性能が良いものが出てきそうな時期は令和12年頃かなと思います
それに併せてパワコンも購入するのがいいのではないでしょうか
おすすめの太陽光パネルメーカー
おすすめの太陽光パネルメーカーは特にありません
ですが、おすすめの条件の組み合わせならあります
土地の坪単価が高い × 変換効率が良い日本製
土地の坪単価が安い × 変換効率が良くない中国製
土地の坪単価が高く、敷地いっぱいに家を建てるような場合は、屋根の面積も限られるので変換効率が良い日本製がいいでしょう
一方、土地の坪単価が安く、日当たりの良い敷地が余っているような場合は、土地にも設置すればいいので変換効率が悪い安価な中国製でもよいと思います
二世帯住宅
二世帯住宅を建てる際の注意点を教えてください
そもそも二世帯はおすすめしませんが、唯一のOKパターンがあります
二世帯住宅の展示場の店長をやっていた経験から言えることは〈二世帯住宅は建てるな!〉が結論です
二世帯住宅を計画中の約40~50%が計画倒れるケース、家が建ったとしても住んでいる途中で出て行ってしまうケースもあり、多かれ少なかれいつかは破綻してしまうことが多いと感じています
夫の実母が「うちは全然大丈夫よね~」と言っていたら危険信号です
そんな中、唯一のOKパターンは〈既に一緒に住んでいて上手くいっているケース〉のみです
ただ多くの場合は、これから一緒に住もうとしているケースと思うので、〈子世帯の妻が実の両親と住むために建てるケース〉はかろうじてOKとしておきます
本来、二世帯住宅は、親世代→子世代→孫世代とリフォームしながら100年住み継いでいくので、とてもコストパフォーマンスが高い住宅です
大切に住み継いでいくために建てるときに気を付けるべきポイントを3つ紹介します
ずっと壁内を健康に保つために、断熱材は透湿性のある羊毛ウールまたはセルロースにすること
造り付けをやらないこと
造り付けをやらない理由は、世代が変わっても使いやすい間取りであり続けるため
昔は電話機の置き場所が必要だった → 今は携帯電話が主流になって家に電話がない家庭が増えた
今はテレビを置く場所としてテレビボードを造り付けたい → 果たしてテレビはいつまであるだろうか
そのように考えると、何も造り付けないがらんどうの部屋にお気に入りの家具を置いたほうがどの世代も使いやすいですね
照明
おすすめの照明器具
おすすめの照明器具を教えてください
ペンダントライトやスタンドライトがおすすめです
おしゃれな空間を作るためには照明の影を作ることが大切です
絵に奥行きを出すために影を描くように、高級レストランも少し暗めの照明で影を作っています
そのため、自邸も暗めに作りました
ただ、50歳を超えた最近は、家が暗いと感じるようになったので、動かすことのできる照明や増やすことのできる照明もおすすめです
予めコンセントにスイッチをかませておけば、スイッチひとつで照明を点けることができるので、照明を増設してもひとつひとつ点けにいく必要がなく大変便利です
照明器具のブランド
特におすすめしているブランドはないけれど、経営しているカフェにはルイスポールセンの照明を吊るしています
一般住宅において、すべての照明をブランドの照明にする必要はないと思っていて、お気に入りのブランドを1つか2つ頑張って目立つところに配置して、ぱっと見でIKEAとわからないような照明を散らす作戦がおすすめです
統一感を出すポイントは、〈色もしくは素材のどちらかを揃えること〉
植物と庭
室内で育てる植物のおすすめ
まず、室内で植物を育てるには、かなりの頑張りが必要です
子供と同じくらい愛情をかけないとすぐ萎れてしまうし、育てる植物に依っては長期旅行もなかなかいけなくなります
なので、元も子もない話になってしまうけれど、ユーカリやミモザのドライフラワーがおすすめです
葉の大きいものはそんなに手がかからないので育てやすいが、付く虫の特性も考慮して決めたほうがいいと思います
ミントテロの制御
ミントは土面の5㎝下を這うように増えていくので、レンガなどを10㎝くらい埋めておけば範囲を限定できます
ただ、増えるということは他の雑草を駆逐してくれるということなので、どんどんミントに増えてもらったほうがいいとも言えます
庭に出たいと思わせるワンポイントアドバイス
まずお気に入りのテーブルと椅子を置きましょう
夏は蚊がいるので、庭に出るのは春・秋・冬だと思います
まずお気に入りのテーブルと椅子を庭に置いて、ゆったり寛げるスペースを設けましょう
外で食べるトーストは、室内で食べるのとは違い、格段にウマいです
冬は足元に七輪を置いて温まると、一層雰囲気が良いです!
庭につくるアプローチ
土地が広いので、どんなアプローチがいいかわからない…
“迷ったらやらない”が正解です! 住んでから考えましょう
アプローチが長い=贅沢なこと
高級宿は、美しい庭に敷かれた長いアプローチを通ることで、宿への期待感を高めます
家も同様で、頑張って作り上げた外観を眺めながら家に入ることができます
家を計画している中、すべてを想像しきるのはハッキリ言って難しいです
お金をかけて作った後に、“こうしておけばよかった”というのは絶対にでてきます
プロの僕でもイメージが沸かず、住んでから考えようとしている部分はたくさんあります
迷ったらやらない、住んでから考えましょう!
さいごに
最後までお読みいただきありがとうございます
次回のまとめ記事もお楽しみに!
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